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家族を乗せて遠出することが多いと、運転のしやすさと同じくらい「乗り心地」が気になりますよね。後ろの席で酔わないか、高速でうるさくないかは、試乗の短い時間では分かりにくいところです。
結論から言うと、スバル フォレスターの乗り心地はグレードのタイヤサイズとパワートレインで印象が変わります。揺れや音が気になる方は、19インチか18インチか、ハイブリッドかターボかを意識して試乗するのが近道です。
この記事を読むと、乗り心地を左右する数字と、試乗でどこを確かめればいいかが分かります。
フォレスターの乗り心地は硬い?柔らかい?
まずは乗り心地に関わる部分の仕組みです。現行の6代目SL系は、全グレードで足回りの形式が共通です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サスペンション | 前ストラット/後ダブルウィッシュボーン |
| 最低地上高 | 220mm |
| 全高 | 1,730mm |
| ホイールベース | 2,670mm |
| 車両重量 | 約1.6〜1.8t(グレード・オプションで変わる) |
スバル公式の主要諸元(2026年5月改良後)をもとにしています。
『SUVはふわふわ揺れるイメージがある』という方も多いはずです。フォレスターは地上高220mmと背が高いぶん、セダンと比べると上下や左右の動きは感じやすくなります。
一方で、後ろのサスペンションはダブルウィッシュボーンという、路面の凹凸をいなしやすい形式です。段差を越えた後の揺れがだらだら続きにくいのが、この形式のよいところなんです。
足回りの形式は全グレード共通です。乗り心地の差を生むのは、主にタイヤの大きさ(19インチか18インチか)と車両重量、パワートレインの違いです。気になる方は、狙うグレードそのものを試乗するのが確実です。
車の大きさとの関係はフォレスターのサイズ一覧でも確認できます。
タイヤサイズで乗り心地は変わる?
乗り心地にいちばん分かりやすく効くのがタイヤです。フォレスターは、グレードによってタイヤサイズが分かれています。
| グレード | タイヤサイズ | ホイール |
|---|---|---|
| Premium S:HEV EX | 235/50R19 | 19インチ |
| X-BREAK S:HEV/S:HEV EX | 225/55R18 | 18インチ |
| Touring/Touring EX | 225/55R18 | 18インチ |
| SPORT EX/Black Selection | 225/55R18 | 18インチ |
2026年5月改良後のスバル公式の諸元・装備表をもとにしています。全車オールシーズンタイヤです。
タイヤの「50」「55」は、タイヤの厚み(扁平率)を表す数字です。数字が小さいほどゴムの厚みが薄くなり、見た目は引き締まる一方、細かな凹凸を拾いやすくなる傾向があります。
つまり19インチのPremium S:HEV EXは見た目と手応えがしっかりめ、18インチのグレードはゴムの厚みに余裕がある、と考えると分かりやすいです。
『どっちが快適なの?』と気になりますよね。これは好みが分かれるところで、カチッとした安定感を好む人もいれば、当たりの柔らかさを好む人もいます。
オールシーズンタイヤの音は?
フォレスターは全車オールシーズンタイヤを履いています。雪道にもある程度対応できる溝の形なので、夏用タイヤと比べると走行音が気になるという声もあります。
音が気になる方は、タイヤの交換時期に銘柄を選び直すという方法もあります。タイヤの種類や費用はフォレスターのタイヤサイズと交換費用で詳しく解説しています。

静粛性はハイブリッドとターボでどう違う?
静かさは、パワートレインで印象が大きく変わります。
| 項目 | ストロングハイブリッド | 1.8Lターボ |
|---|---|---|
| エンジン | 2.5L FB25(160PS・209N・m) | 1.8L CB18(177PS・300N・m) |
| モーター | 88kW・270N・m | なし |
| EVドライブモード | あり | なし |
| WLTC燃費 | 18.5〜19.1km/L | 13.6km/L |
スバル公式の主要諸元・環境仕様(2026年5月改良後)の値です。
ストロングハイブリッドは、モーターだけで走る場面があります。駐車場から出る時や、住宅街をゆっくり走る時はエンジン音がしないので、静かさをはっきり感じやすいです。
一方で、アクセルを強く踏んで加速する時はエンジンが回ります。『ハイブリッドならずっと静か』と思っていると、意外に感じるかもしれません。
1.8Lターボは、低い回転から力が出るので、エンジンをあまり回さずに流れに乗れます。高速道路を一定の速度で巡航する場面では、静かさの差は街なかほど大きくありません。
例えばこんな場面です。夜の住宅街に帰ってきて、家族が寝ている時間に車庫へ入れる時。ハイブリッドならモーターだけで静かに入れられる場面が多く、ちょっとうれしいポイントです。
ロードノイズ(タイヤが路面を転がる音)は、パワートレインに関係なく路面の状態で大きく変わります。舗装の粗い道で音が大きく感じたら、それはエンジンよりタイヤの音であることが多いですよ。
揺れる・横揺れが気になる時は?
『カーブで横に揺れる』『後ろの席で酔いやすい』という悩みもよく見かけます。背の高いSUVでは、多かれ少なかれ起こりやすいことです。
横揺れの感じ方を左右するのは、主に次のような点です。
- タイヤの空気圧が指定値どおりか(低いと揺れが大きくなりやすい)
- 荷室の上のほうに重い荷物を積んでいないか
- ルーフボックスなど屋根の上に重さが乗っていないか
- カーブの手前で十分に速度を落としているか
例えばこんな場面です。キャンプ道具を荷室の上まで積み上げ、さらにルーフボックスを載せた日は、重心が上がってふだんより揺れを感じやすくなります。
重い物は荷室の床の低い位置に置くだけでも、揺れの感じ方は変わります。アウトドア好きの方はフォレスターでキャンプ・釣りの積み方も参考にしてみてください。
後ろの席は前の席より揺れを感じやすい位置です。運転する側がブレーキとハンドルをじわっと操作するだけで、同乗者の楽さはかなり変わります。急な加減速を減らすことを意識してみてください。
トレーラーを引いた時の揺れ方は普段と大きく変わります。フォレスターの牽引能力とヒッチメンバーもあわせて確認しておきましょう。
『ちょっと揺れるだけで酔う家族がいる』という場合は、試乗の時にその家族にも後席に座ってもらうのがいちばんです。本人が大丈夫と感じるかどうかが、何よりの判断材料になります。
RAV4と乗り心地を比べるならどこを見る?
フォレスターを検討している方の多くは、トヨタ RAV4とも迷っています。乗り心地を比べるなら、数字だけでなく「同じ道で乗り比べる」のがいちばんです。
『どっちが乗り心地がいいの?』と聞かれることが多いのですが、ここは好みと乗るグレードで答えが変わります。フォレスターの中でも19インチと18インチで印象が違うので、車名だけで決めないのがおすすめです。
- 比べたいグレード同士(タイヤサイズ)をそろえて試乗する
- 同じ段差や荒れた路面を同じ速度で越えてみる
- カーブでの体の振られ方を後席でも確かめる
- 40〜60km/h程度で窓を閉めて、タイヤの音とエンジン音を聞く
可能なら、運転する人と後ろに乗る人を入れ替えて試してみてください。運転席では分からない揺れが、後席で分かることもあります。
価格や燃費まで含めた比べ方はフォレスターとRAV4の違いで詳しくまとめています。

乗り心地をよくするためにできることは?
買った後でも、乗り心地や静かさを少しよくする方法はあります。お金をかけずにできることから試してみましょう。
- タイヤの空気圧を月に1回確かめ、指定値に合わせる
- 後席の人の背もたれの角度を、少し起こし気味に調整する
- 荷物は床の低い位置にまとめ、走行中に動かないよう固定する
- タイヤ交換の時に、静かさや乗り心地を重視した銘柄を選ぶ
空気圧は、高すぎても低すぎても乗り心地に響きます。ガソリンスタンドで給油のついでに見てもらう習慣をつけておくと楽ですよ。
『社外のパーツで静かにできる?』と考える方もいるかもしれません。防音材やサスペンションを替える方法もありますが、純正の乗り味が変わったり、保証の扱いに影響したりすることがあります。
手を入れる前に、販売店や取り付け店に相談してから決めるのが安心です。まずはタイヤと空気圧という基本から見直すのがおすすめです。
試乗の短い時間で気づきにくいのが、1時間以上乗った後の疲れ方です。レンタカーやカーシェアでフォレスターに乗れる機会があれば、半日ほど使ってみると本当の乗り心地が分かりますよ。
乗り心地を重視するならどのグレード?
最後に、乗り心地と静かさを重視した場合の選び方の目安です。
| 重視すること | 候補 | 理由 |
|---|---|---|
| 街なかの静かさ | X-BREAK S:HEV系・Premium S:HEV EX | モーター走行・EVドライブモード |
| タイヤの当たりの柔らかさ | 18インチのグレード | 扁平率55でゴムに厚みがある |
| しっかりした手応え | Premium S:HEV EX | 19インチ・扁平率50 |
| 高速の巡航の余裕 | 1.8Lターボ系 | 300N・mのトルク |
価格はTouring 3,850,000円〜Premium S:HEV EX 4,642,000円です(2026年5月改良後のメーカー希望小売価格・消費税10%込)。
ここで挙げたのは傾向で、感じ方には個人差があります。気になるグレードが決まったら、そのグレードの試乗車があるか販売店に聞いてみるのが確実です。
購入の段取りや値引きの目安はフォレスターの値引き相場と限界額で解説しています。
よくある質問
フォレスターの乗り心地は硬いですか?
足回りの形式は全グレード共通ですが、19インチのPremium S:HEV EXはしっかりめ、18インチのグレードは当たりが柔らかめに感じやすい傾向です。感じ方は人によって違うので、狙うグレードで試乗するのがおすすめです。
フォレスターの静粛性は高いですか?
ストロングハイブリッド車はモーターだけで走る場面があり、街なかでは静かさを感じやすいです。強く加速する時はエンジンが回るので、試乗で確かめておくと安心です。
横揺れが気になる時はどうすればいいですか?
タイヤの空気圧を指定値に合わせ、重い荷物を荷室の低い位置に積むと揺れを感じにくくなります。カーブ手前での減速も効果的です。
RAV4とフォレスター、乗り心地はどちらがいいですか?
好みと比べるグレードによって答えが変わります。タイヤサイズをそろえて、同じ道で乗り比べるのがいちばん確実です。
タイヤを替えると乗り心地は変わりますか?
全車オールシーズンタイヤなので、交換時に夏用や静粛性を重視した銘柄を選ぶと、音や当たりの印象が変わることがあります。サイズは純正と同じものを選びましょう。
まとめ
- 足回りは前ストラット/後ダブルウィッシュボーンで全グレード共通
- 乗り心地の差はタイヤ(19インチか18インチか)とパワートレインで生まれやすい
- ハイブリッドはモーター走行の場面で静かさを感じやすい
- 横揺れは空気圧と荷物の積み方、運転の仕方で軽くできる
- RAV4と比べる時はグレードをそろえて同じ道で乗り比べる





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