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スバル フォレスターのグレードを見ていると、『ハイブリッドとターボ、結局どっちがいいの?』と手が止まりますよね。
結論から言うと、燃費とAC100Vコンセントを取るならストロングハイブリッド、価格差の約52.8万円を車両代に回したいなら1.8Lターボです。燃料代の差で価格差を取り戻すには、年1万kmなら20年近くかかる計算になります。
この記事では、エンジンの数字、燃費と燃料代、税金、価格、走りの違いを公式値で並べていきます。
フォレスターのパワートレインは2種類だけ
現行の6代目 SL系(2026年5月改良後)は、エンジンが2種類です。どちらも全車AWD(4WD)で、変速機はリニアトロニック(CVT)です。
- ストロングハイブリッド(S:HEV): 2.5L水平対向4気筒+2モーター。グレード名に「S:HEV」が付く
- 1.8L直噴ターボ: 1.8L水平対向4気筒ターボ。Touring系とSPORT EX系
- 燃料はどちらも無鉛レギュラー。ハイオク指定ではない
- ディーゼル、PHEV、2WD、MTは現行フォレスターに無い
グレードの分かれ方はこうなります。
| パワートレイン | グレード |
|---|---|
| ストロングハイブリッド(S:HEV) | X-BREAK S:HEV/X-BREAK S:HEV EX/Premium S:HEV EX |
| 1.8Lターボ | Touring/Touring EX/SPORT EX/SPORT EX Black Selection |
『X-BREAKやPremiumでターボは選べないの?』と思った方もいるかもしれません。現行では、選べるパワートレインはグレードで決まっています。
X-BREAKとPremiumはハイブリッドのみ、TouringとSPORTはターボのみです。
各グレードの中身はフォレスターのグレードの違いで一覧にしています。
スペック比較:排気量・馬力・トルク・モーター出力
まずはカタログの数字を横に並べてみます。値はスバル公式の主要諸元(2026年5月版)です。
| 項目 | ストロングハイブリッド | 1.8Lターボ |
|---|---|---|
| エンジン型式 | FB25 | CB18 |
| 形式 | 水平対向4気筒 2.5L 直噴 | 水平対向4気筒 1.8L 直噴ターボ |
| 排気量 | 2,498cc | 1,795cc |
| 最高出力 | 118kW(160PS)/5,600rpm | 130kW(177PS)/5,200-5,600rpm |
| 最大トルク | 209N・m/4,000-4,400rpm | 300N・m/1,600-3,600rpm |
| 駆動用モーター | MC2 88kW(119.6PS)・270N・m | なし |
| 駆動用バッテリー | リチウムイオン電池 | なし |
| 車両重量 | 1,740〜1,750kg(標準時) | 1,630〜1,640kg(標準時) |
| 型式 | 5AA-SLG | 3BA-SL5 |
エンジン単体の馬力とトルクは、ターボの方が上です。特にトルクは300N・mで、それを1,600rpmという低い回転から出します。
一方のハイブリッドは、エンジンの209N・mに加えて、駆動用モーターが270N・mを出します。発進の瞬間に力が出るのがモーターの強みなんです。

5代目SK系の「e-BOXER」は、2.0Lエンジンに小型モーターを組み合わせたマイルドハイブリッドでした。現行SL系のストロングハイブリッドは2.5Lエンジン+2モーターで、モーターだけで走る場面もある別の仕組みです。中古でハイブリッドを探す時は、SKの2.0L e-BOXERか、SLのストロングハイブリッドかを分けて見ておきましょう。
燃費比較:ハイブリッドとターボでどれだけ違う?
燃費は、いちばん差が大きい項目です。国土交通省の審査値(WLTCモード)で比べます。
| グレード | WLTC総合 | 市街地 | 郊外 | 高速 |
|---|---|---|---|---|
| X-BREAK S:HEV/S:HEV EX | 19.1km/L | 15.7 | 21.0 | 19.7 |
| Premium S:HEV EX | 18.5km/L | 15.2 | 20.1 | 19.3 |
| 1.8Lターボ(Touring/Touring EX/SPORT EX/Black Selection) | 13.6km/L | 10.2 | 14.3 | 15.3 |
総合で見ると、ハイブリッドはターボより約4.9〜5.5km/L良い数字です。
差がいちばん開くのは市街地で、15.7km/Lと10.2km/L。信号の多い街中で、モーターが働くハイブリッドの強みがはっきり出ます。
逆に高速道路では、19.7km/Lと15.3km/Lで差が縮まります。高速を長く走る使い方なら、ターボとの差は街乗りほど大きくありません。
- タンク容量はどちらも63L
- X-BREAK S:HEV系: 63L × 19.1km/L = 約1,203km
- Premium S:HEV EX: 63L × 18.5km/L = 約1,166km
- 1.8Lターボ: 63L × 13.6km/L = 約857km
ターボの実燃費が気になる方も多いと思います。実際の燃費は、乗り方、季節、冬タイヤの有無で変わります。カタログ値との差の出方はフォレスターの実燃費で詳しく見ています。
燃料代と税金で、価格差は何年で取り戻せる?
ここが大事なところです。『ハイブリッドは高いけど、燃費が良いから元が取れるよね?』と考えますよね。
実際の数字で確かめてみます。
前提は、年間走行1万km、レギュラーガソリン1Lあたり170円です(仮の数字。実際の値段は時期と地域で変わります)。
| 項目 | X-BREAK S:HEV系(19.1km/L) | 1.8Lターボ(13.6km/L) |
|---|---|---|
| 年間の給油量 | 約524L | 約735L |
| 年間の燃料代 | 約8.9万円 | 約12.5万円 |
| 自動車税(年額) | 43,500円 | 36,000円 |
| 燃料代+自動車税 | 約13.3万円 | 約16.1万円 |
年間の差は約2.8万円で、ハイブリッドの方が安くなります。燃料代では約3.6万円得をしますが、自動車税が7,500円高いぶん差が縮むんです。
では、車両価格の差はどうでしょう。
| 比べる組み合わせ | ハイブリッド | ターボ | 価格差 |
|---|---|---|---|
| アイサイトXなし同士 | X-BREAK S:HEV 4,378,000円 | Touring 3,850,000円 | 528,000円 |
| アイサイトXあり同士 | X-BREAK S:HEV EX 4,521,000円 | Touring EX 3,993,000円 | 528,000円 |
価格は2026年5月改良後のメーカー希望小売価格(消費税10%込)です。
528,000円を年約2.8万円で割ると、約18.5年。年1.5万km走る人でも、同じ計算で約11年かかります。
燃費だけを理由にハイブリッドを選ぶと、多くの人は価格差を取り戻す前に乗り換えることになりそうです。
- 実燃費はカタログ値より下がるのがふつうで、差の出方も乗り方で変わる
- 売る時の値段(リセール)の差は、時期と相場で動くので入れていない
- 重量税、保険料、エコカー減税の扱いは入れていない
- 装備の差(下の章)も金額には入れていない
つまり、ハイブリッドを選ぶ理由は「燃料代で得をするから」より、「静かさや装備、給油の少なさに価値を感じるから」と考える方が実感に合います。

走りの違い:静かさのハイブリッド、力強さのターボ
数字では見えにくいのが、走らせた時の感覚の違いです。
ストロングハイブリッドの走り
発進や街中の低い速度では、モーターの力で静かに動き出します。EVドライブモードもあり、モーターで走る場面があるのが特徴です。
AWDは「クラッチ開放制御」で、状況によって後輪への駆動を切り離し、一時的に前輪だけで走ります。燃費を稼ぐための仕組みです。
1.8Lターボの走り
最大トルクの300N・mを1,600rpmから出すので、アクセルを少し踏んだだけでぐっと前に出る感覚があります。荷物を積んだ坂道や、高速道路の合流で頼もしさを感じやすいタイプです。
AWDは常に4輪を駆動する方式です。車両重量もハイブリッドより約100kg軽く、ハンドルを切った時の動きが軽く感じられやすいんです。
例えば、販売店の試乗でこんな会話になることがあります。
「ハイブリッドって、走り出しが本当に静かですね」
「ターボの方は、合流で踏み込んでみると違いが分かりやすいですよ」
試乗できるなら、同じ道で両方を乗り比べてみてください。
装備と使い勝手の違い
走り以外にも、パワートレインで変わる装備があります。
| 項目 | ストロングハイブリッド | 1.8Lターボ |
|---|---|---|
| AC100V/1500Wコンセント | 全車標準(2026年5月〜) | なし |
| スペアタイヤ | なし(パンク修理キット) | テンポラリースペアタイヤ |
| メーター | 12.3インチフル液晶(パワーメーター付) | Touringは4.2インチMID付、ほかは12.3インチフル液晶 |
| タイヤ | X-BREAKは225/55R18、Premiumは235/50R19 | 225/55R18 |
| 最低地上高 | 220mm | 220mm |
| 選べるグレードの価格帯 | 4,378,000〜4,642,000円 | 3,850,000〜4,301,000円 |
キャンプや車中泊、停電時の電源として1500Wのコンセントを使いたいなら、ハイブリッド一択になります。ドライヤーや電気ケトルのような家電を使える出力です。
一方で、パンクに備えてスペアタイヤを積んでおきたい人は、ターボの方が安心かもしれません。

- 街乗りが多く、信号の多い道をよく走る
- 静かな走り出しと、給油回数の少なさを重視する
- AC100V/1500Wのコンセントをアウトドアや非常時に使いたい
- X-BREAKやPremiumの装備・デザインが欲しい
- 予算を抑えたい(いちばん安いのはTouringの3,850,000円)
- 高速道路や坂道で力強さを感じたい
- スペアタイヤを積んでおきたい
- 自動車税を年7,500円でも抑えたい
グレードごとの装備の違いは、X-BREAKの違いと価格とPremiumの装備と価格でそれぞれ詳しく見ています。
見積もりで「同じ条件」をそろえて比べる
ハイブリッドとターボで迷ったら、見積もりは両方取っておくのがおすすめです。
比べる時は、アイサイトXの有無(EXかどうか)、色、メーカーオプションをそろえておきましょう。条件がそろっていないと、価格差がパワートレインの差なのか、装備の差なのかが分からなくなります。
フォレスター買いたいドットコム
フォレスターの値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、フォレスターの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
値引きの出方もグレードで変わることがあります。交渉の順番はフォレスターの値引き相場と限界額を参考にしてみてください。
よくある質問
フォレスターの排気量は何ccですか?
ストロングハイブリッドは2,498cc、1.8Lターボは1,795ccです。自動車税はハイブリッドが年43,500円、ターボが年36,000円になります。
フォレスターのターボはハイオク指定ですか?
いいえ、ハイオク指定ではありません。現行フォレスターは、ハイブリッドもターボも全車が無鉛レギュラーガソリンです。
フォレスターにディーゼルやPHEVはありますか?
現行の6代目にはありません。パワートレインはストロングハイブリッドと1.8Lターボの2種類だけです。
馬力はどちらが上ですか?
エンジン単体では1.8Lターボの177PSが上で、ハイブリッドのエンジンは160PSです。ただ、ハイブリッドには88kW(119.6PS)の駆動用モーターが加わります。
中古でハイブリッドを買う時の注意点は?
5代目SK系の「e-BOXER」は2.0Lのマイルドハイブリッドで、現行SL系のストロングハイブリッドとは仕組みが違います。燃費や走りの数字も別物なので、型式(SKかSLか)を先に確かめておきましょう。
まとめ
- 現行フォレスターはストロングハイブリッド(2.5L+2モーター)と1.8Lターボの2種類。全車AWD・レギュラー
- WLTC燃費はハイブリッド18.5〜19.1km/L、ターボ13.6km/L。差は市街地で大きく、高速で縮む
- 同じ装備どうしの価格差は528,000円。年1万km走行だと燃料代と税で取り戻すのに約18.5年
- ハイブリッドは静かさとAC100V/1500Wコンセント、ターボは低回転からの300N・mと価格の安さが強み
- 迷ったらEXの有無と色をそろえた見積もりを両方取って比べる




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