当サイトの記事は編集部がメーカー公式情報などの公開情報をもとに独自に調査・執筆しています。記事内にはアフィリエイト広告を含む場合があります。
段差を越えるたびに、足元から「ゴトッ」と音がする。車検の見積もりに「ロアアームブッシュ交換」と書かれていて、驚いた方もいるかもしれませんね。
結論から言うと、スバル フォレスターのロアアームまわりは、ブッシュ(ゴム部品)の劣化がいちばん多い相談です。走行距離と年数が進んだ車では珍しくない消耗で、まずはリコール対象かを車台番号で調べてから、修理か乗り換えかを決めるのが近道です。
この記事を読めば、症状の見分け方、費用の考え方、リコールの調べ方まで一度に分かります。
ロアアームとブッシュはどこにある部品?
ロアアームは、タイヤを車体につなぎとめている「腕」のような部品です。下側にあるので「ロア(下の)アーム」と呼ばれます。
アームの付け根には、ゴムでできたブッシュが入っています。ここが段差の衝撃を吸ったり、タイヤの向きを支えたりしているんです。
| 部品 | 役割 | 傷みやすさ |
|---|---|---|
| ロアアーム本体 | タイヤと車体をつなぐ金属の腕 | 強い衝撃で曲がることがある |
| ロアアームブッシュ | 付け根のゴム。揺れと衝撃を吸う | 年数と距離で硬化・ひび割れ |
| ボールジョイント | アームの先端の関節 | ガタや異音が出ることがある |
| メンバー(サスペンションメンバー) | アームを取り付ける土台 | 錆や変形を点検で見る |
フォレスターの前輪はストラット式、後輪はダブルウィッシュボーン式です(現行SL系・スバル公式諸元 2026年5月版)。旧型のSK系やSJ系も同じ形式で、前のロアアームが話題になりやすい場所です。
- 多いのはアーム本体よりブッシュの劣化
- 異音・ハンドルのぶれ・タイヤの片減りがサイン
- 直す前に、車台番号でリコールやサービスキャンペーンを調べる
- 費用は片側か両側か、部品をアームごと替えるかで大きく変わる
足回り以外も含めた故障の全体像は、フォレスターの故障しやすい箇所と修理費の目安でまとめています。
こんな症状ならロアアームまわりを疑ってみてください
『音がするけど、走れるから大丈夫かな』と様子を見てしまう方も多いはずです。ただ、足回りの異音は放っておくと、タイヤやほかの部品まで傷めることがあります。
よく聞く症状を、場面ごとに並べてみました。
- 段差やマンホールで「ゴトッ」「コトコト」と下から音がする
- ブレーキを踏んだ瞬間に、車体が前にカクッと動く感じがある
- 直進でハンドルが取られる、またはセンターがずれる
- タイヤの内側か外側だけが早く減っている
- 低速で曲がる時に「ギシギシ」ときしむ音がする
例えば、こんなやり取りは整備工場でよくあります。
「最近、駐車場の段差で下から音がするんです」
「リフトで上げて見てみますね。ブッシュにひびが入っていたら、そこが原因かもしれません」
音の出どころは、スタビライザーのリンクやショックアブソーバーのこともあります。自分で決めつけず、リフトで見てもらうのがいちばん確実です。
ハンドルが大きく取られる、まっすぐ走らない、走行中に金属音が続く。こうした時は、無理に遠くまで走らず、近くの整備工場へ相談してみてください。
ロアアームの交換費用はいくらくらい?
ここが一番気になるところですよね。費用は「どこまで替えるか」で大きく変わります。

| 直し方 | 内容 | 費用の考え方(目安) |
|---|---|---|
| ブッシュだけ交換 | アームを外し、ゴムだけ圧入し直す | 部品は安いが、圧入作業の工賃がかかる |
| アームごと交換(片側) | ブッシュ付きのアーム一式を交換 | 部品代は上がるが、作業は早く済みやすい |
| アームごと交換(左右) | 左右まとめて交換 | 左右のバランスがそろい、二度手間が減る |
| 交換後のアライメント調整 | タイヤの向きを測って合わせる | 別料金になることが多い |
金額は、部品が純正か社外品か、工場の工賃単価で変わります。片側で数万円程度、左右とアライメントまで含めるとさらに上がる、というのが一般的な目安です。正確な金額は、型式を伝えて見積もりを取ってみてください。
『ブッシュだけ替えるほうが安いのでは?』と思いますよね。実は、ブッシュの圧入には専用の工具と手間が要るので、アームごと替えた方が総額が近くなる、ということもあるんです。
- 片側か左右か、なぜその判断なのか
- 純正部品か社外品か
- アライメント調整が料金に含まれているか
- 同時に替えた方がいい部品(ボールジョイント等)があるか
交換した後に気をつけたいこと
ロアアームを替えた後は、タイヤの向き(アライメント)がずれていることがあります。調整をしないまま走ると、新しいタイヤでも片減りが進んでしまうんです。
- ハンドルをまっすぐにした時、車もまっすぐ進むか
- 段差を越えた時の音が消えたか
- 数百km走った後、タイヤの減り方に偏りがないか
『音が消えたから、もう安心』と思いがちですよね。ただ、左右どちらか片方だけ替えた場合は、もう片方が後から傷んでくることもあります。次の点検で、反対側の状態も見てもらうと安心です。
ほかの消耗部品の費用感は、フォレスターの車検費用の目安も参考になります。
ロアアームのリコールは出ている?調べ方はこれ
『フォレスター ロアアーム リコール』と調べている方は、無料で直せるのかが気になっているはずです。
結論から言うと、リコールやサービスキャンペーンの対象かどうかは、年式ではなく車台番号で1台ずつ決まります。同じ年式でも、製造時期によって対象と対象外が分かれることがあるんです。
- 車検証の「車台番号」欄を見る(例: SLG-から始まる番号)
- スバル公式サイトのリコール等情報ページで、車台番号を入力して検索する
- 国土交通省の「自動車のリコール・不具合情報」でも、車名と型式で届出内容を見る
- 対象なら、スバルの販売店に連絡して入庫の予約をする
対象であれば、修理は無料で受けられます。中古で買った車でも、過去の持ち主が対応していない場合は今からでも受けられます。
この記事では、届出の番号や対象台数は扱いません。内容は届出ごとに違い、あとから追加されることもあるので、公式の検索で今の情報を確かめるのが確実です。

ロアアーム以外も含めたリコールの調べ方は、フォレスターのリコール一覧|型式別の対象の調べ方で詳しく書いています。
型式で変わる?世代ごとの見方
フォレスターは世代によって足回りの部品が違います。部品を注文する時も、まず型式を確かめるのが基本です。
| 世代 | 主な型式 | 年式の目安 | 見ておきたいこと |
|---|---|---|---|
| 6代目 SL系(現行) | 5AA-SLG/3BA-SL5 | 2025年4月〜 | 新しいので劣化よりリコール情報を確認 |
| 5代目 SK系 | 5BA-SK9/5AA-SKE/4BA-SK5 | 2018年〜2025年 | 距離が伸びた車はブッシュの点検を |
| 4代目 SJ系 | SJ5/SJG | 2012年〜2018年 | 年数が経っておりブッシュ劣化が出やすい時期 |
| 3代目以前 | SH系・SG系ほか | 〜2012年 | アーム・メンバーの錆も含めて点検 |
型式は車検証の「型式」欄に書いてあります(現行の型式はスバル公式諸元 2026年5月版)。
『うちの車は古いからもう全部ダメかも』と不安になる方もいますよね。ただ、ブッシュはもともと交換を前提にした部品です。年数が経てば替えるもの、と考えておけば大丈夫です。
古い世代の特徴は、SJ・SH型フォレスターのターボ(XT)とMTの注意点や旧型フォレスター(SK型)を中古で買うならでも触れています。
メンバーまわりの点検もいっしょに
サジェストに出てくる「フォレスター メンバー」は、ロアアームを取り付けている土台の部品のことです。
雪国で融雪剤の多い道を走る車や、海の近くで使っている車は、メンバーの錆が進んでいることがあります。ロアアームを外す時に、ボルトが固着して作業が長引く原因にもなるんです。
- サスペンションメンバーの錆や変形
- ロアアームのボルトの固着
- ドライブシャフトのブーツの破れ
- ショックアブソーバーのオイルにじみ
フォレスターは全車AWDで、最低地上高は220mmあります(現行SL系・スバル公式諸元)。悪路も走れる車だからこそ、下回りに石や縁石が当たることもあるので、定期的に見てもらうと安心です。
見積もりは2か所で取ると安心
ディーラーと町の整備工場では、部品の選び方や工賃が違います。同じ「ロアアーム交換」でも、総額に差が出ることは珍しくありません。
| 依頼先 | 良いところ | 気をつけたいところ |
|---|---|---|
| スバルの販売店 | 純正部品・型式ごとの情報がそろう | 工賃が高めになることがある |
| 町の整備工場 | 社外品も選べて総額を抑えやすい | 部品の取り寄せに時間がかかることも |
| タイヤ・カー用品店 | アライメント調整とまとめて頼みやすい | 足回りの大きな修理は受けない店もある |
リコールやサービスキャンペーンの対象なら、作業はスバルの販売店で無料になります。対象外だと分かってから、ほかの工場の見積もりと比べるのが順番として自然です。
直すか乗り換えるか迷ったら
ロアアームだけなら、乗り続けるのが自然な判断です。ただ、車検のたびに足回り・CVT・ブレーキと修理が重なってくると、迷いますよね。
- 慣れた車をそのまま使える
- 足回りがリフレッシュされ乗り味が戻る
- 修理費だけで済む
- 次の故障の心配が続く
- 年式が進むほど売値が下がる
- 修理費と売値を比べると判断しやすい
例えば、見積もりで足回りに加えてCVTまわりの修理も勧められた時は、一度「今いくらで売れるか」を見ておくと判断の材料になります。CVTの症状については、フォレスターのCVT(リニアトロニック)の故障と寿命で解説しています。
修理代と、今の車の売値を並べてみてください。差がはっきりすると、気持ちの整理もつきやすいんです。
乗り換え先として現行型を考えるなら、フォレスターの値引き相場と限界額から読むと、見積もりの取り方まで分かります。
よくある質問
ロアアームブッシュは何kmくらいで交換するもの?
決まった交換距離はありません。年数と使い方で劣化の進み方が変わるので、車検や点検の時にひび割れや異音を見てもらい、症状が出てから替えるのが一般的です。
ロアアームブッシュ交換の費用はどれくらい?
片側か左右か、ブッシュだけかアームごとかで変わります。片側で数万円程度が目安で、アライメント調整が別にかかることもあります。型式を伝えて見積もりを取るのが確実です。
フォレスターのロアアームはリコール対象?
対象かどうかは車台番号ごとに決まります。スバル公式サイトのリコール等情報ページで車台番号を入れて検索すると、今の対象状況が分かります。
異音がしていても走って大丈夫?
軽い音だけなら直ちに走れなくなるとは限りませんが、ハンドルが取られる、金属音が続くといった時は走るのを控えて、整備工場に相談してください。
自分でロアアームを交換できる?
ジャッキアップと大きな締め付けトルクが要り、交換後はアライメント調整も必要です。安全に関わる部品なので、整備工場に任せるのがおすすめです。
まとめ
- ロアアームまわりで多いのはブッシュの劣化
- 段差の異音、ハンドルのぶれ、タイヤの片減りがサイン
- リコール対象かは車台番号でスバル公式と国土交通省のページから調べる
- 費用は片側か左右か、アームごと替えるかで大きく変わる
- 修理が重なってきたら、今の売値と並べて判断する



コメント